2024-11-08
この記事では、シニアキャンペーンディレクターのミウラさんと新人ディレクターのドイさんの対話を通じて、キャンペーン制作からみたスマホ活用型の販促ツールの使い分けを学びます。
登場人物
ミウラさん(シニアキャンペーンディレクター、50代男性)
ドイさん(新人キャンペーンディレクター、配属3か月目、20代女性)
目次
ミウラさん、今回の食品メーカーさんの店頭キャンペーンですが、スマホを活用したいというリクエストがありました。しかもターゲットは全世代だそうです。どういう風に販促ツールを設計すればいいでしょうか?
今の時代、どの世代もスマホを持っているから、スマホを使ったキャンペーン応募には販促ツールが効果的です。店頭にQRコード付きのPOPを置けば、その場で簡単にキャンペーンに参加してもらえますよ。これで、購買行動を促進できますし、店頭プロモーションとデジタル販促ツールを連携させることで、顧客データの収集も可能です。具体的な方法を一緒に考えていきましょう!
今回のキャンペーンですが、健康志向の新商品がテーマで、メインターゲットは30代から50代です。ただ、クライアントは『全世代にアプローチしたい』と言っています。どう見ても30~50代向けの商品なんですが、なぜ全世代なんでしょうか? 店頭で販促ツールとしてPOPを設置して、QRコードでキャンペーンへの参加を促すことを考えていますが、このキャンペーンの進め方に不安が残ります。
確かに、この商品を全世代向けに展開するのは、最初は少し違和感があるかもしれないね。でも、クライアントがそう言うからには、何か別の目的があるのかもしれない。ドイさん、クライアントから他に何か話があったか覚えているかな? 例えば、競合の動きとか市場の変化とか、何か手がかりになる情報は?
そういえば、最近クライアントが競合の話をしていました。どうやら競合他社が全世代向けの健康食品を展開して、それがヒットしているそうです。もしかしたら、クライアントもそれに影響されて、同じように全世代向けに戦略を広げようとしているのかもしれません。
なるほどね、それなら納得できるね。マーケティングの観点から見ても、今の時代は全世代が健康に関心を持っている傾向があるから、そこにしっかりと需要があるんだ。特に、健康意識が世代を超えて高まっている今は、年配の方だけじゃなくて、若い世代にも「予防」という視点でアプローチできる余地がある。競合が全世代向けで成功しているなら、クライアントもその市場にしっかり食い込みたいと考えるのも理解できるよね。
そうですね。確かに最近、若い世代でも健康に気を使う人が増えています。クライアントの意図がよく分かりました。では、全世代に響くような販促ツールをどう展開するか、もう一度見直してみます。
そうだね、全世代をターゲットにする場合は、リアルとデジタルの両方をうまく組み合わせるのが効果的だよ。若い世代にはスマホを使った販促ツールが特に効果的だし、一方で高齢の方には、店頭スタッフが直接サポートしたり、紙ベースの案内も用意することで、誰でも安心して参加できるようにしてあげるといい。販促ツールとして使うPOPも、QRコードを上手に活用して、全世代にアプローチできるような工夫をしていこう。これで、クライアントが望む全世代向けのキャンペーンが実現できるんじゃないかな。
そうですね。デジタルとアナログの販促ツールをしっかり準備して、全世代に対応できるようにします。
うん、準備が肝心だからね。しっかりと進めていこう。
今回のキャンペーンでは、店頭POPにQRコードを掲載して、来店したお客様がスマホで簡単に参加できる販促ツールを導入しようと思っています。これは、食品メーカーの「顧客との関係を深めたい」という意向を反映したものです。
うん、いい考えだね。ただ、覚えておいてほしいのは、食品メーカーは店頭そのものの魅力よりも、店舗を販促の場として見ているということだよ。この店舗は大量の集客力があって、メーカーにとっては商品やブランドを宣伝する絶好の場なんだ。顧客との関係を深めたい理由も、最終的には同じ商品を長く繰り返し購入してもらったり、ブランドをしっかり定着させたいからなんだよ。
なるほど、食品メーカーは店舗の集客力を活用して、商品やブランドの認知度を高めたいんですね。
そう、その通りだ。特にスマホを使った販促ツールには大きな強みがあって、ブランドや商品の情報をお客様に定期的に届けられるんだ。しかも、SNSでシェアされる可能性もあるから、拡散効果も期待できる。QRコードを使うことで、お客様のスマホに情報が残って、後で見返してもらえるんだよ。これが一度限りの接触じゃなく、長く続くコミュニケーションに繋がるんだ。それから、特典をきっかけにキャンペーンに参加してもらって、顧客情報を登録してもらうことで、さらに定期的に情報を送り続けることができるんだ。こういう一連の流れがとても大事なんだよ。このプロセスを理解して、次に繋がる長期的な関係を築くことが重要なんだ。
つまり、食品メーカーにとって、スマホを使った販促ツールは効率的な選択肢ということですね。店舗の集客力を最大限に活用しつつ、顧客に継続的に商品情報を提供して、ブランドの定着を狙うわけですね。
そう、その通り。販促ツールを通じて、短期的な効果だけでなく、長期的にリピーターを育てていくことが、キャンペーンの成功に繋がるんだよ。大事なことだから、しっかりと押さえておこうね。
店頭POPは、ただ情報を伝えるだけじゃなく、顧客の心理に働きかける重要な販促ツールです。目立つデザインにすれば、自然にQRコードをスキャンしてもらえる。「何だろう?」と興味を引かせることが大事だよね。さらに、色使いやキャッチコピーで顧客の関心を引きつけると、販促ツールとしての効果がアップする。ポジティブなメッセージを入れると、キャンペーン参加が楽しく、価値ある体験になるんだ。こういった工夫が、参加率や顧客体験の向上につながるよね。
確かに、POPはお客様にとって重要な第一印象を与える販促ツールですね。QRコードを目立たせて、視覚的にお客様の注意を引き、自然にスマホでスキャンしてもらえるようなデザインにします。
今回のキャンペーンの目的を整理しましょう。単に商品を売るだけじゃなく、店舗のサービスを体験してもらい、再購入を促すことにも重点を置いているよね?
そうです。キャンペーンを通じて新たなお客様を接客することで店舗の魅力を体験してもらい、次回の購入を促すことが目的です。長期的な顧客育成を意識しています。
その考え方は本当に素晴らしいね。商品やサービスの価値をしっかりと体験してもらうことが、とても大切なんだよ。お客様に実際に体験してもらえば、自然と商品に対する愛着が生まれて、次の購買行動にもつながりやすくなるんだ。それに、キャンペーンで集めた顧客データをうまく活用すれば、次の販促ツールやプロモーションにしっかり反映できる。顧客のニーズを的確に捉えることで、長期的なリピーター育成にもつながるんだよ。
今回のキャンペーンの全体設計では、店頭にPOPを設置し、商品ディスプレイに持ち帰りできる名刺サイズの案内チラシを組み込んだ販促ツールを使う形にしました。これで、お客様が手軽に情報を持ち帰ることができる仕組みです。チラシには、郵便ハガキにレシートを貼って郵送する方法と、QRコードを使ってスマホでレシートの写真を送信して応募できる、二つの手段を用意しています。
いいですね、とてもよく考えられた設計だと思うよ。持ち帰りできる名刺サイズの案内チラシは、販促ツールとして非常に効果的だ。お客様はそれを家に持ち帰って、じっくり応募方法を考えられるし、リアルな手触りがある分、忘れられにくいんだ。POP自体が視覚的にしっかり目を引くものであれば、キャンペーンに参加するきっかけを与える良いスタートになるよ。
さらに、郵便ハガキを使った応募と、スマホでQRコードを読み取って簡単に応募できる二つの手段を用意しているのもとても大事なポイントだね。ハガキでの応募は、特にデジタルに慣れていない人にも参加しやすい手段だし、スマホでの応募は今の時代に合った便利な方法だ。こうすることで、幅広い層のお客様に対応できるんだ。
そして、このように複数の方法を準備しておくと、お客様の利便性が高まり、応募率も自然に上がってくる。今回のキャンペーンの設計は、短期的な効果だけでなく、長期的なつながりを生む素地がしっかり作られているよ。特に、自分で応募してみることで、商品やブランドへの愛着が生まれやすくなる。こうした細やかな設計が、次の購買行動につながっていくんだ。これからもこの点を大切に進めていこう。
デザイナーとの打ち合わせでは、キャンペーンのコンセプトやターゲット層をしっかり共有することが大事だよ。特に、今回のようにお客様が持ち帰りできる案内チラシを組み込んだPOPを使う場合、QRコードがちゃんと目立つ配置にすることがポイントだね。デザインは、あまり複雑にせずに、お客様が直感的に理解できるシンプルでインパクトのあるものが理想的だよ。色使いやフォントの選び方一つで、見た目の印象が大きく変わるから、注意が必要だね。
それに、POPのQRコードをしっかり目立たせつつ、親しみやすいデザインにすることで、参加しやすい雰囲気を作れるんだ。チラシやPOPが「手に取りたくなる」デザインになれば、お客様も自然に応募したくなるし、持ち帰ってくれる。キャッチコピーや楽しいビジュアル要素を加えることで、引き込む力を強めることができるよ。
確かに、シンプルで分かりやすいデザインが大事ですね。お客様が迷わず参加できるよう、デザイナーとしっかり連携して魅力的なPOPを作り上げたいです。
その意気だね!しっかりとデザイナーとも協力して、より多くのお客様が手に取ってくれる販促ツールを作り上げよう。案内チラシも一緒に設置することで、お客様が自宅に持ち帰ってもキャンペーンに参加しやすくなるよ。こうやって、商品やブランドをしっかり伝えるデザインを目指していこうね。
キャンペーン缶DXのサービスについて、だいたい分かってきました。スケジュール管理や設計書の作成、販促ツールの製作から景品発送まで、全部一括で管理できるんですね。
その通り!キャンペーン缶DXを使えば、全体の管理を一元化できて、スケジュールもバッチリ立てられます。設計書を作ることで、キャンペーンの流れをしっかり把握できるし、各担当者との連携もスムーズにいきます。キャンペーンサイトの制作から景品の発送まで、一括で管理するから、無駄なくスピーディにキャンペーンの運営ができる。効率化もキャンペーン成功のカギですね。
それなら、今までの手間もだいぶ軽減されますね。各担当者とうまく連携できれば、全体の流れもスムーズに進みそうです。
その通りです!キャンペーン缶DXは、キャンペーン主催企業をしっかりサポートしてくれるので、安心して任せて大丈夫ですよ。私たちもディレクターとして、責任を持って対応していきましょう!
スマホを持っている高齢者の方でも、QRコードを読み取るアプリって、普段使っているんでしょうか? アプリのダウンロードが面倒だと言われたら、ちょっと困りますよね…。QRコード以外に何か良い方法はないでしょうか?
それなら、NFC技術を使ってみるのはどうかな。スマホをかざすだけで簡単にキャンペーンサイトにアクセスできて、QRコードを使わなくてもスムーズに参加してもらえるよ。それに、NFCタグは小ロットで簡単に作ることもできるんだ。これなら、導入も手軽に進められるね。
電子タグ付き商品の販売を開始しました!
ダイオーミウラオンラインショップでは、「電子タグ付き商品:NFC搭載立体カードPOP」を販売中です。このPOPは、売り場の陳列棚に簡単に取り付けられ、スマホをかざすだけでカメラアプリの起動なしにキャンペーンサイトへ誘導できます。小ロットにも対応しており、デジタルとリアルを融合した効果的な販促ツールで、店舗プロモーションを強化しませんか?
今回の成功は、スマホを活用した販促ツール、リアルとデジタルを組み合わせたクロスメディア施策、そしてキャンペーン缶DXを使った一元管理の3つがポイントです。そして、印刷業でもある当社ならではの特長として、スマホでも郵送でも参加できるキャンペーンの立ち上げが可能なんだ。だから、スマホを日常的に使わない高齢の世代に向けたキャンペーン施策の実績も豊富だからクライアントにも喜ばれているよ。キャンペーンディレクターとして、ぜひ覚えておいてくださいね。
次のキャンペーンでもこのノウハウを活かし、さらに良い結果を目指します。
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